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馬油

馬のタテガミや首周りの脂を圧搾、煮沸し抽出したものです。「バーユ」「マーユ」とも呼ばれています。昔から馬油は、火傷、肌荒れ、ひび、あかぎれ、切り傷、シミ、ソバカス、育毛、養毛などの民間治療薬として、広く用いられています。特に火傷に良く効くとされ、これは馬油には炎症を鎮め、熱を取り去る作用があるからです。馬油は肌との相性も良く、馬セラミドが肌の角質層まで浸透し、肌を健やかに保ちます。また、浸透した馬油が血行を促進させるので、育毛剤やマッサージオイルとしても使われています。塗った直後はべたつきを感じるが、浸透力にも優れているため、しばらくするとべたつきも気にならなくなります。ちなみに、馬油に多く含まれる成分はオレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの脂肪酸です。