ユビキノンは2,3-ジメトキシー5-メチルー6-ポリプレニルー1,4-ベンゾキノンの総称で、からだの中の酸化還元反応に関与する電子伝達系の成分として広く生物界に存在しています。私たちの体内にも存在する補酵素のひとつで、ビタミンEのような働きを持っており、エネルギーを生産するために必要不可な成分です。また、強い抗酸化作用があり、老化の要因である活性酸素を除去して細胞や組織を守り老化予防に役立つほか、免疫機能を高める働きもあります。日本では1974年以来うつ血性心不全の治療薬として使われており、医薬品成分ユビデカレノンであるので、原則として化粧品では使用できませんでした。しかし、2004年10月に薬事法の改正により化粧品への配合が認められ、その結果、コエンザイムQ10配合の化粧品が続々登場しています。なお、化粧品の最大配合量は0.03%です。