今回は「肌細胞伝染性老化」に関する原料です。
こちらの原料は昨年バンコクで開催されました原料展で発見したもので、
とてもユニークな部分に着目した原料です。
年齢を重ねるごとに、体力の衰えや見た目の印象の変化など、
老化を近くに感じる事が多くなると思います。
また、細胞も同じように日々老化していきます。ただ老化するだけではなく、恐ろしいことに老化した細胞は周りの若い細胞にも伝染するという事が、研究の結果明らかになりました。
では、ワクチンか何かで伝染を止める事はできないのでしょうか?
そこで登場するのが紅藻由来の化粧品原料です。こちらの原料はSMSという老化細胞が周囲に放出する炎症性サイトカインを制御する作用があります。SMSを制御することにより、若い細胞内で老化指標が増加する事を防ぎます。
実際の効果としては、見た目が若々しくなっているという視覚の評価でとても良い結果が出ています。特にシワの領域・シワの長さ・シワのボリュームにおいて素晴らしい数値出ており、シワ改善効果として評価されています。研究レポート内で表情筋に関する事を発表しましたが、細胞のケアも一緒にする事により効果的にお顔の第一印象を変えることができるのではないでしょうか?
今後も紅藻原料の新しいデータなど注目していきたいと思います。