一般的に化粧品と呼ばれる製品は、非常に多数の商品が市販されています。
その製品の用途・機能や成分の違いで分類されます。
化粧品の種類
①スキンケア化粧品
皮膚はからだのもっとも外層にあって全身を覆い、外からのさまざまな刺激から
からだを守っています。しかし、加齢や紫外線、精神状態などの影響で変化し、
ダメージをうけることがあります。
そこで、不足しているものを補い、不要なものを除去して皮膚を健常に保ち、
ダメージを予防するためにスキンケア化粧品が用いられます。
・洗浄用化粧品
・整肌用化粧品
・保護用化粧品
②メークアップ化粧品
メークアップ化粧品の役割には美的役割(美しく見せる)、保護的役割(肌を守る)、
そして心理的役割があります。
心理的役割には気持ちにけじめをつける、活動への活力を生み出す、
化粧することが楽しい等の化粧行動による安心感の機能や、
変身願望に対する満足感としての機能があります。
・ベースメークアップ化粧品
・ポイントメークアップ化粧品
③ヘアケア化粧品
ヘアケア化粧品は使用目的や機能によって多くの種類があります。
機能別に大別すると、毛髪・頭皮を洗浄するもの、毛髪の形を一時的に整えるもの、
毛髪を長く形つくるもの、毛髪に色を施すもの、
毛髪を健康に育成するもの等があります。
・洗髪用化粧品
・整髪剤
・パーマネント・ウェーブ用剤
・染毛剤(料)、脱色剤
・育毛剤
④ボディケア化粧品
顔及び頭髪以外の身体のケアを目的としたものです。身体を洗浄するものが主流ですが、
その他に、デオドラント化粧品や浴用剤もこのなかに含まれます。
・身体洗浄用化粧品
・デオドラント化粧品
・浴用剤
⑤歯磨き剤
化粧品の歯磨き剤は、歯ブラシと併用して歯口清掃の効果を高め
、歯科疾患予防・抑制、口臭除去などを目的とします。
研磨剤などの基本成分で構成されたものであり、薬用成分は含まれていません。
歯の汚れを落とし、歯の表面をきれいにする働きがあります。
⑥フレグランス化粧品
フレグランス化粧品(芳香化粧品)は香りが主役の化粧品です。
調合した香料をアルコール(エタノール)等に溶かしたものであって、
香料の含有率等で、異なった呼称になっています。
・香水
・オーデコロン